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西尾市生涯学習セミナー

講座名「人生の終活を考えてみませんか」第1回 2021.1.6

  寺津ふれあいセンターにて約10名の講習者に主に墓じまいをテーマにセミナーを実施。

墓じまい(セミナー概要)

 先祖から受け継いだお墓を墓じまいする方法として、最初に行うのが市町村に

改葬許可を提出することです。(提出しない人もたくさんいます。)

 次にお坊さんに依頼して生抜き(魂を抜く)を行います。生抜きをしますと墓石

は石となります。これは石屋さんに処分をお願いすればよいです。石屋さんは砕いて

文字が判読できないようにして、処分をします。

 墓石を撤去するとお骨が出てきます。その処理方法についてもいろいろな方法が

あります。

講座名「人生の終活を考えてみませんか」第2回 2021.1.13

  寺津ふれあいセンターにて約10名の講習者に主に相続された財産の整理をテーマにセミナーを実施。

相続(セミナー概要)

 日本の相続制度は戦前は家督相続として、長男がすべての財産を一人で相続しま

したが戦後は民法が改正され、配偶者と子供が相続人となりました。子供がいない

場合は、親や兄弟が相続人となります。

 最近問題が発生しているのは、夫婦二人で子供がいない家庭で、夫が亡くなって

相続が発生した場合に、夫の兄弟に四分の一の法定相続権が生じます。夫の財産

すべての四分の一ですから、単純には預金も含まれます。預金を引き出すにも夫の

兄弟の実印と印鑑証明がないと引き出せません。

 こうした問題を解消するには、遺言が一番有効です。

講座名「人生の終活を考えてみませんか」第3回 2021.1.20

  寺津ふれあいセンターにて約10名の講習者に主に家じまいをテーマにセミナーを実施。

家じまい(セミナー概要)

 戦前は家督相続制度があり長男がすべての財産を相続しました。長男がいなければ

婿養子を迎え婿養子がすべての財産を受け継ぎました。戦後の民法では法定相続人

(配偶者、子供など)が相続できます。相続人がいなければ民法では財産は国に帰属

します。遺言書があれば遺言書に従って相続がされます。

 しかし、祭祀財産(お墓、仏壇など)も相続の対象とはなりますが、祭祀財産の

相続には、書類等はありません。そこで、最近では家を売って、墓じまいをして、

老人施設へ入る方が増えてきました。

 家じまいは自分が生きている間に行ったほうが、税制等に色々なメリットがあります。

講座名「人生の終活を考えてみませんか」第4回 2021.1.27

  寺津ふれあいセンターにて約10名の講習者に

働いて貯めた財産、相続された財産の整理、墓じまい・家じまいなどの方法をテーマにセミナーを実施。

総括(セミナー概要)

 人生はいつか、人生の終焉を迎えます。

 今まで働いて、ためた財産、先祖から受け継いだ財産などを子孫に残すための

考え方。相続人のいない人は自分で処理方法を考える必要が生じてきます。

 こうした財産処分の方法について、参考となる手法をお話しさせていただきます。

(例)自宅を処分する場合、生きているときに処分したほうが良いのか、亡くなって

   から処分したほうが良いのか

(答え)生きているときのほうが良いと思われます。

(理由)税制の優遇(居住用財産の売却)

    相続の手続きが必要ない

    現金に換えればみんなで分けられる

(例)自動車の処分は所有者が亡くなる前に行うこと

(理由)名義変更をするために、相続の書類が必要となる

朝日新聞引用記事

    「法定相続人の範囲と相続の順位」

    「もしもの時 夫婦は 子は カップルは」

    「まず戸籍集め 互いの立場尊重を」

    「マイナスの財産も引き継ぐ相続」

    「読者投稿記事」